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職場環境を良くする20のアイデア!改善に成功した取組の事例も紹介

職場環境の改善は、従業員のモチベーションや定着率を向上させるために不可欠な取り組みです。しかし、職場環境を良くしたくても良好なアイデアや進め方がわからず、お困りの方も多いと思います。

本記事では、職場環境を改善する20のアイデアをまとめました。良好な職場環境の特徴やメリット、改善に成功した企業の事例も紹介しています。

本記事を役立てて職場環境の改善に取り組み、従業員が働きやすい環境作りを目指しましょう。

職場環境の構成要素

職場環境は主に物理要素・心理要素・業務要素の3つで構成されます。いずれも良好な職場環境を築くためには重要な要素で、これらにアプローチする取り組みが求められます。

それぞれの構成要素について、詳しく見ていきましょう。

物理要素(設備や清潔さ)

職場環境と聞いてまず思い浮かぶのが、業務を遂行する場所に関する物理要素ではないでしょうか。具体的には照明や空調設備をはじめ、作業スペースやデスクの配置、トイレや洗面所の清潔さなどが物理要素として挙げられます。

設備が整った職場環境は、業務への集中力向上やコミュニケーションの促進も期待できるため、可能な限り不快要素を改善していくことが大切です。

心理要素(人間関係やコミュニケーション)

従業員同士の人間関係やコミュニケーションなどの心理要素も、職場環境を構成する要素の1つです。円滑なコミュニケーションは社内の雰囲気を和らげるだけでなく、チームワークの強化やモチベーションアップも期待することができます。

その反面、人間関係が良好でなかったりコミュニケーションが不足している、ハラスメントが横行している環境では、生産性の低下だけでなく従業員がメンタルヘルスの不調を抱えてしまう恐れもあります。

業務要素(労働条件や業務負担)

労働条件や従業員一人ひとりにかかる業務負担といった業務要素も、職場環境の要素に含まれます。適切な業務量とそれに見合った報酬など、ワークライフバランスを実現できる体制が整っていれば、従業員は安心して働くことができます。

キャリア形成やスキルアップのサポート面も含めて、従業員一人ひとりが長く活躍できる環境整備を心がけるのが良いでしょう。

職場環境の改善がもたらす効果・メリット

職場環境の改善は、労働安全衛生法で企業の努力義務とされています。しかし、単に労働災害防止の最低基準を守るだけでなく、積極的に改善に取り組むことで以下のようなメリットが期待できるのです。

  • 優秀な人材の確保
  • 生産性の向上
  • コミュニケーション活性化
  • 従業員の健康促進

それぞれの効果・メリットについて詳しく見ていきましょう。

優秀な人材の確保

職場環境の改善は従業員の満足度向上に繋がり、仕事へのストレスも少なくなるため、離職率の低下が期待できます。離職率の低下に伴って優秀な人材の流出防止に加え、採用や教育にかかるコストも低減できるでしょう。

さらに、「働きがいがある職場」としての企業価値は採用活動の際にも有利に働きます。求職者から魅力的な企業と認識されるため、新たな優秀な人材も確保しやすくなるのです。

労働生産性の向上

良好な職場環境では、従業員が高いモチベーションを維持しながら効率良く働けるため、労働生産性の向上も期待できます。職場環境への不満を可能な限り減らすことで、従業員一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。

生産性の向上を図るには無駄のない設備配置や快適なインターネット環境、効率化ツールの導入などのほか、業務フローや従業員のメンタルケアへのアプローチも必要になります。

コミュニケーションの活性化

職場環境の改善は、従業員同士のコミュニケーション活性化にも繋がります。活発なコミュニケーションはチームワークや協力関係を生み出すほか、良好な人間関係の構築にも効果を発揮します。

近い同僚や直属の上司・部下だけでなく、部署の垣根を越えたオープンな雰囲気作りが、コミュニケーションの活性化への第一歩です。

従業員の健康リスク低減

職場環境を改善することで、従業員の健康リスクを低減することも可能です。従業員が仕事に対して悩みやストレスを抱えていたり、ハラスメントを受けている場合は心身に不調をきたす恐れがあります。

ストレス管理の徹底やワークライフバランスが実現された良好な職場環境なら、従業員の健康促進に加えて企業が負担している社会保険料のコストダウンも目指すことができます。

職場環境を良くする20のアイデア

職場環境を改善したいものの、なかなか具体的な取り組みが思い浮かばない方も多いと思います。職場環境を良くするための20のアイデアを、要素別でご紹介しますのでぜひお役立てください。

物理要素1.オフィスのレイアウト変更
2.最新設備の導入
3.快適な空調・照明管理
4.休憩スペースの充実化
5.音環境の改善
6.清潔な環境の維持
心理要素7.メンター制度の導入
8.定期的な1on1ミーティング
9.フィードバック文化の構築
10.社内イベントの実施
11.カウンセリングサービスの提供
12.社内SNSやチャットツールの活用
13.オープンドアポリシーの導入
業務要素14.業務の自動化
15.業務負荷の均等化
16.短時間勤務制度の導入
17.テレワーク環境の整備
18.公平で透明性のある人事評価制度
19.キャリア開発支援
20.ストレスチェックの実施

物理要素(設備や清潔さ)に関するアイデア6つ

1.オフィスのレイアウト変更

オープンスペースとプライベートスペースをバランスよく配置することで、業務効率とコミュニケーションを向上させます。例えば、プロジェクトチームごとに専用エリアを設け、コラボレーションしやすい環境を作ります。また、個別の集中エリアを用意することで、個々の作業にも集中できるようにします。

2.最新設備の導入

最新のパソコンやオフィス機器を導入し、業務効率を向上させます。特にITや事務関連の業務では、最新のソフトウェアやハードウェアを使用することで、生産性を大幅に向上させることができます。

3.快適な空調・照明管理

空調の設定を見直し、季節に応じた快適な室温・湿度を保ちます。温度の感じ方には個人差があるため、調整がしやすいように工夫することも大切です。

また、照明の明るさは眼精疲労の軽減や集中力の向上にも繋がるため、自然光を加味しながら適切に管理することも必要でしょう。

4.休憩スペースの充実化

リラックスできる休憩スペースやカフェエリアを設け、従業員がリフレッシュできる場所を提供します。コーヒーマシンや軽食の提供、自動販売機などを設置し、短時間でもしっかりと休憩できる環境を整えることが大切です。

5.音環境の改善

防音パネルやカーペットを導入し、オフィス内の騒音を軽減します。静かな作業環境を提供することで、集中力を高めます。また、BGMを流すことで、適度な背景音を提供し、快適な作業環境を作ります。

6.清潔な環境の維持

オフィスの清掃を定期的に行い、常に清潔な環境を保ちます。特に共有スペースやトイレなどは頻繁に清掃を行い、衛生的な環境を提供します。また、整理整頓を促進するために、不要な物品の整理を定期的に行います。

心理要素(人間関係やコミュニケーション)に関するアイデア7つ

7.メンター制度の導入

新入社員や若手社員に対して、経験豊富なメンターをつける制度を導入します。メンターが仕事の進め方やキャリアの相談に乗ることで従業員の不安を解消し、スムーズな業務遂行をサポートします。

8.定期的な1on1ミーティング

上司と部下が定期的に1on1ミーティングを行い、業務状況や個人の悩みを話し合います。これにより、従業員のモチベーションを高め、問題解決に役立てます。個別のフィードバックや目標設定が効果的です。

9.フィードバック文化の構築

上司からの一方的な指示ではなく、双方向のフィードバックを奨励します。従業員が意見や提案をしやすい環境を作ることで、業務改善や創造性の向上につながります。定期的なフィードバックセッションを設けると効果的です。

10.社内イベントの実施

年に数回、社内イベントを実施し、従業員同士の交流を深めます。例えば、忘年会やバーベキュー大会など、仕事以外の場面でのコミュニケーションを促進します。これにより、職場の雰囲気が明るくなります。

11.カウンセリングサービスの提供

従業員のメンタルヘルスをサポートするために、カウンセリングサービスを提供します。ストレスや悩みを抱える従業員が専門家に相談できる環境を整えることで、メンタルヘルスを向上させます。

12.社内SNSやチャットツールの活用

社内SNSや社内報、チャットツールなどを活用し、リアルタイムでの情報共有や意見交換を行います。これにより、遠隔地で働く従業員ともスムーズなコミュニケーションが可能になります。プロジェクトごとにチャネルを設けると効果的です。

13.オープンドアポリシーの導入

上司や経営陣が常にドアを開けておき、従業員が気軽に相談できる環境を提供します。これにより、コミュニケーションの壁を取り除き、オープンで信頼できる職場環境を作ります。

業務要素(労働条件や業務負担)に関するアイデア7つ

14.業務の自動化

ルーチンワークや手間のかかる作業を自動化するために、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAIツールを導入します。これにより、従業員がより創造的で戦略的な業務に集中できるようになります。

自動化の対象となる業務を見極め、段階的に導入することで、効率的な業務遂行が可能になります。

15.業務負荷の均等化

業務の負荷が特定の従業員に偏らないように、チーム内で業務を均等に分配します。定期的な業務レビューを行い、負荷が偏っている場合は調整を行います。これにより、全員がバランスの取れた働き方ができるようになります。

16.短時間勤務制度の導入

育児や介護など、特別な事情を抱える従業員に対して短時間勤務制度を導入します。これにより、プライベートと仕事の両立を支援し、働き続けやすい環境を提供します。従業員のニーズに合わせた柔軟な対応が求められます。

17.テレワーク環境の整備

テレワークの普及に伴い、従業員が自宅でも快適に働ける環境を整備します。必要なIT機器やソフトウェアの提供、セキュリティ対策の強化を行います。

定期的なオンラインミーティングやコミュニケーションツールを活用し、遠隔地でもチームワークを維持します。

18.公平で透明性のある人事評価制度

従業員の貢献や成果を適切に評価するために、人事制度を整備します。従業員は自身の努力や貢献が認められることで、仕事への意欲やエンゲージメントが向上します。

人事評価制度の整備はキャリアプランの形成や組織全体のパフォーマンスにも関わるため、高い重要性を持ちます。

19.キャリア開発支援

従業員のキャリア開発をサポートするために、研修プログラムやスキルアップの機会を提供します。内部研修や外部セミナーへの参加を奨励し、個々のキャリア目標に合わせたサポートを行います。

20.ストレスチェックの実施

定期的にストレスチェックを実施し、従業員のストレスレベルを把握します。高ストレス者には早期に対策を講じ、カウンセリングや業務負荷の調整を行います。これにより、従業員のメンタルヘルスを守ります。

職場環境を改善する手順

良好な職場環境を築くには、正しい手順で取り組むことが大切です。次の手順について、詳しく見ていきましょう。

  • 1.現状の評価と問題点の把握
  • 2.改善施策の立案・実行
  • 3.効果測定と改善
  • 4.継続的な評価と改善

1.現状の評価と問題点の把握

まずは面談やアンケートを通じて従業員の意見を収集し、現状の職場環境の問題点を把握します。既存の従業員だけでなく、退職希望者へイグジットインタビューを実施するのも有効でしょう。

職場環境の問題点を把握するためには、経営層や人事部門だけでなく、現場を含めた社内全体で取り組む必要があります。全ての従業員が快適に働ける職場を目指して、改善すべき問題点を客観的に見つけ出しましょう。

2.改善施策の立案・実施

洗い出した職場環境の問題点を分析し、有効な改善施策を立案します。

この時、低コストで実施可能な優先度の高い施策から着手するのがおすすめです。従業員が職場環境への要望を伝えてから、企業がスピーディーに対応することで信頼性が高まります。

3.効果測定と改善

改善施策を実施した後、定期的に効果測定が必要です。担当者によるモニタリングだけでなく、従業員からのフィードバックも収集しつつ、期待していた効果が現れているか確認しましょう。

成功した点、失敗した点をまとめてどのように改善していく必要があるのかを分析し、さらなる改善に繋げていくことが重要です。

4.継続的な評価と改善

職場環境の改善に終わりはなく、常により良い職場を目指して評価と改善を継続することが大切です。問題点の把握、施策の実行、効果測定、改善のサイクルを繰り返します。

職場環境改善に成功した事例

株式会社ファーストリテイリング

UNIQLOやGUを展開する株式会社ファーストリテイリングでは、長期雇用・生産性向上・医療費の削減を目指して様々な取り組みを行っています。

禁煙プログラムや禁煙ガム配布イベント、禁煙情報の発信を通じて、2021年8月の喫煙率23.1%に対し2032年8月に12%への低下を目指されている最中です。また、健康診断受診率100%を目指した取り組み、ストレスチェックの実施、カウンセラーによるカウンセリングの機会を創出するなど、従業員が長く健康的に働ける職場環境作りを推進しています。

参考:働きやすい職場 | FAST RETAILING CO., LTD.

国立大学法人 福井大学医学部附属病院

国立大学法人 福井大学医学部附属病院では、看護師の時間外労働を大幅に削減する取り組みを行いました。

従来の看護師のユニフォームは白一色だったものを、日勤は白色・夜勤は紺色と2パターン用意することで、職員本人の定時終了の意識を高めると共に他の職員から「本来の勤務時間帯なのか、残業しているのか」がひと目で分かるようにしました。

その結果、残業時に周囲から不必要な声掛けをされることが減り、シフト交代時に前任勤務者から残務を引き継ごうとする意識が高まって、年間900時間の残業時間削減に成功しました。

参考:ひと目で分かる。状況が伝わる。「ユニフォームの色分け」というシンプルな施策で看護師の時間外労働を大幅削減

株式会社ニコン

「光利用技術」と「精密技術」を基礎とした製品・サービスを提供する株式会社ニコンでは、オフィスの移転に伴うワークスタイルの変革を目指しました。

オフィスは組織変更に柔軟に対応できるユニバーサルレイアウトを採用し、リフレッシュエリアは明るく開放的な仕上がりでコミュニケーションの活性化を促進。さらに、会議室はガラスの間仕切りを採用することで、採光に配慮しつつサウンドマスキングで防音性も高めています。

参考:株式会社ニコン|清和ビジネス

職場環境改善のアイデアが浮かばない時はツールを導入するのも一手

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実際にHR pentestを導入した企業様の事例は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ:職場環境を改善して従業員が長く活躍できる企業に

本記事では、職場環境を改善する20のアイデアをご紹介しました。職場環境の改善は従業員だけでなく、人材確保や生産性の向上など企業にとっても多くのメリットをもたらします。

職場環境を良くするためには、手探りで取り組みを進めるのではなく自社の現状と問題点を把握したうえで、適切な施策と継続的な効果測定・改善が重要です。ぜひ本記事を役立てて、良好な職場環境作りを目指してくださいね。

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この記事を書いた人

AME&Company編集部

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編集部

AME&Company編集部では、人事労務やマネジメントに関するお役立ち情報を発信しています。

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