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帰属意識を高めるには?効果的な方法と社員が持てない原因を解説

近年、多くの企業が社員の帰属意識を高めることに注力しています。しかし、帰属意識を醸成するためには、企業側が適切な施策を講じることが不可欠です。

本記事では、社員の帰属意識を高める方法についてわかりやすく解説しています。社員が帰属意識を持てない原因や高めるメリット、向上に取り組んだ企業の事例も紹介していますので、きっと役立つはずです。

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帰属意識とは?

まずは帰属意識の意味や概要、エンゲージメントとの違いについて詳しく見ていきましょう。

帰属意識の意味

帰属意識とは、社員が自分の所属する会社や組織に対して感じる一体感や愛着のことを指す言葉です。単に組織に所属しているという形式的な事実ではなく、その組織の理念や目標に共感し、自らの存在価値を見出している状態を示します。

帰属意識が高い社員は、会社の成功を自分ごととして捉え、業務への積極的な姿勢を示します。同僚や上司との信頼関係を築きやすく、チームワークの向上にもつながるでしょう。

一方で、帰属意識が低いと、モチベーションの低下や離職率の増加といったリスクが高まるため、企業にとって重要な課題となります。

帰属意識とエンゲージメントの違い

帰属意識とエンゲージメントは密接に関係していますが、意味は異なります。

帰属意識は、主に社員が自社に対して抱く心理的なつながりや帰属感を指します。一方、エンゲージメントは、社員と企業の間で形成される双方向の感情や関係性を意味します。

帰属意識は社員が企業に対して感じる一方通行の感情であるのに対し、エンゲージメントは企業側も社員に対して関心を持ち、働きがいのある環境を提供することで生まれるものです。企業が両者をバランスよく向上させることで、組織全体のパフォーマンス向上が期待できます。

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社員が帰属意識を持てない原因

社員が帰属意識を持てないのは、職場環境や組織体制に原因がある可能性があります。どのような状態だと社員の帰属意識が低下してしまうのか、よくある原因について見ていきましょう。

  • コミュニケーション不足
  • 経営理念やビジョンへの共感不足
  • 評価や待遇に対する不満
  • キャリア形成の機会が限られている
  • 職場環境や働き方のミスマッチ

コミュニケーション不足

社内のコミュニケーションが不足していると、社員は孤立感を抱きやすくなります。上司や同僚との会話が少なく、業務上のフィードバックやサポートが不十分な環境では、社員は自分の役割や存在意義を見失いやすくなり、帰属意識を持てません。

特に近年ではリモートワークの普及により、日常的な対話が減少するケースも増えています。定期的な1on1やチームミーティングを通じて、意見交換や相談がしやすい環境を整えることが重要です。

経営理念やビジョンへの共感不足

社員が企業の経営理念やビジョンに共感できない場合、会社の方針や目標に対する意欲が低下します。経営層からのメッセージが不明瞭だったり、現場の業務に理念が反映されていない場合、社員は自分の仕事の意義を感じにくくなります。

理念の共有や浸透を図るために、定期的な社内説明会やワークショップを実施することが有効です。

評価や待遇に対する不満

公平性に欠ける評価制度や、努力が正当に認められない状況は、社員のモチベーション低下を招きます。特に、成果に対する適切な報酬やキャリアの機会が提供されない場合、社員の帰属意識は低下しやすくなります。

帰属意識を高めるには、評価制度の透明性を高め、社員が納得感を持てる評価基準を設けることが重要です。

キャリア形成の機会が限られている

社員が自身の成長やキャリア形成を見込めない環境では、帰属意識を持ちにくくなります。特に、スキル向上のための研修やキャリアパスの明確化が不足していると、社員は将来に対する不安を感じやすくなってしまうでしょう。

個々のキャリア目標に応じた研修の提供や、社内公募制度の導入など、成長を支援する仕組みを整えることが求められます。

職場環境や働き方のミスマッチ

社員の価値観やライフスタイルと企業文化が合わない場合、働きづらさを感じることがあります。長時間労働やハラスメントの存在、ワークライフバランスの欠如などが続くと、社員は帰属意識を持つことは困難です。

フレックスタイムやリモートワークの導入、メンタルヘルス支援など、柔軟な働き方を推進することで、社員が安心して働ける環境を整える必要があります。

帰属意識を高めるメリット

帰属意識の高い企業と低い企業では、組織としてのパフォーマンスに大きな違いが生まれます。帰属意識を高めることで得られる代表的なメリットについて解説しますので、参考にしてください。

  • 社員の定着率が向上する
  • 業務の生産性が向上する
  • 組織力が向上する

社員の定着率が向上する

帰属意識が高まることで、社員は会社への愛着を持ち、長期的に働き続ける意欲が高まります。結果として離職率が低下し、採用や育成にかかるコストを削減することが可能です。

また、経験豊富な社員が定着することで、組織の知識やノウハウが蓄積されやすくなります。安定した人材確保は、企業の持続的な成長にもつながるでしょう。

業務の生産性が向上する

帰属意識が高い社員は、自社の目標達成を自分ごととして捉え、主体的に業務に取り組みます。自発的に改善提案を行うなど、積極的な行動が増えることで、チーム全体の生産性が向上します。

また、協力意識が高まることで、部署間の連携もスムーズになり、業務効率化にもつながります。

組織力が向上する

帰属意識の高い社員が増えることで、組織全体のエンゲージメントが高まり、企業文化が強化されます。社員同士が信頼関係を築きやすくなり、意見交換や協力が活発化します。

さらに、会社のビジョンや目標に向けて一丸となって取り組む風土が形成されることで、企業の競争力向上にも寄与するでしょう。

帰属意識を高めるには?効果的な方法

社員の帰属意識を高めるには、企業の現状に合わせたアプローチが求められます。特に効果が期待できる方法を5つご紹介しますので、自社の取り組みの参考にしてください。

  • コミュニケーションの活性化を促進する
  • 企業理念の共有と浸透を図る
  • 社員の心理的安全性を確保する
  • 評価と報酬で努力を正当に認める
  • 働きやすい職場環境を整備する

コミュニケーションの活性化を促進する

帰属意識を高めるためには、社内コミュニケーションを活性化することが不可欠です。上司と部下、部署間の壁を取り払い、自由に意見を交換できる環境を整えましょう。

例えば、定期的な1on1ミーティングを実施し、個々の悩みや意見を拾い上げる機会を設けることが有効です。また、社内イベントや懇親会を通じてリラックスした雰囲気で交流を深めることも、信頼関係の構築に役立ちます。

コミュニケーションが円滑になることで、社員同士の結びつきが強まり、組織への愛着が生まれやすくなります。

企業理念の共有と浸透を図る

企業理念を共有し、社員一人ひとりが理解・共感できるようにすることは、帰属意識を高めるうえで重要です。理念を掲げるだけではなく、具体的な行動指針として日常業務に落とし込むことが求められます。

例えば、朝礼や社内報を活用し、理念に基づいた成功事例を紹介すると効果的です。また、新入社員研修や定期的なワークショップを実施し、理念を再確認する機会を設けることも有効でしょう。

社員が企業の価値観を自分ごととして捉えられるようになれば、会社への帰属意識が強まります。

社員の心理的安全性を確保する

心理的安全性とは、社員がミスを恐れずに意見を述べたり挑戦したりできる環境を指します。この安全性が確保されることで、社員は自分の存在が尊重されていると感じ、組織に対する信頼が生まれます。

具体的には、失敗を責めるのではなく、学びの機会として前向きに捉える文化を醸成しましょう。また、意見を言いやすくするために匿名の意見箱を設けたり、定期的なアンケートを実施したりすることも効果的です。

安心して働ける環境を整えることが、帰属意識の向上につながります。

評価と報酬で努力を正当に認める

社員の努力を正当に評価し、適切な報酬で報いることは、帰属意識を高めるうえで重要です。評価制度が不透明だったり、成果が正しく認められていなかったりすると、社員のモチベーション低下を招きます。

公平で客観的な評価基準を設け、成果を明確に可視化する仕組みを整えましょう。また、評価だけでなく、努力の過程やチームへの貢献もきちんと認めることが大切です。

昇進やインセンティブの活用に加え、感謝の言葉を直接伝えることで、社員は会社への帰属意識を強めます。

働きやすい職場環境を整備する

社員が安心して働ける環境を整えることも、帰属意識向上に欠かせません。

リモートワークの導入やフレックスタイム制の採用など、柔軟な働き方を支援する施策が求められます。また、心身の健康をサポートするために、メンタルヘルス相談窓口の設置や福利厚生の充実を図ることも有効です。

さらに、オフィス環境を快適にする工夫や、キャリアアップ支援制度を整えることも重要です。

社員が長く働きたいと感じる職場環境を提供することで、会社への愛着と帰属意識が自然と育まれます。

帰属意識の向上に取り組んだ企業の事例

株式会社サイバーエージェント

株式会社サイバーエージェントでは、社員一人ひとりの意見や悩みを直接聞くために、月に一度の上司との1on1ミーティングを導入しています。​この取り組みにより、社員は自身の考えや課題を共有しやすくなり、組織内のコミュニケーションが活性化されました。

​結果として、社員の帰属意識が向上し、組織全体のエンゲージメントが高まっています。 ​

参考:人材育成 | CyberAgent, Inc.

株式会社リクルート

株式会社リクルートでは、企業理念を社員に深く理解してもらうため、定期的にワークショップを開催しています。​これにより、社員は企業の価値観や目指す方向性を再確認し、自身の業務との関連性を見出すことが可能になりました。

この取り組みは、社員のモチベーション向上と帰属意識の強化に寄与しています。

参考:ミッション・ビジョン・バリューを どうやって浸透させるのか? | リクルートマネジメントソリューションズ

株式会社メルカリ

メルカリは、社員が働く場所や時間を自由に選択できる「YOUR CHOICE」制度を導入しました。​これにより、オフィス出社やフルリモートワーク、さらには居住地の選択も個人の判断に委ねられています。​

この柔軟な働き方の推進が、社員のワークライフバランスの向上と帰属意識の強化につながっています。​

参考:メルカリ、多様な働き方を尊重した 「メルカリ・ニューノーマル・ワークスタイル “YOUR CHOICE”」の活用状況を公開

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まとめ

本記事では、社員の帰属意識を高める方法や社員が持てない原因、高めるメリット、向上に取り組んだ企業の事例も解説しました。

帰属意識の向上は、企業と社員双方にとって多くのメリットをもたらします。コミュニケーションの促進、企業理念の共有、心理的安全性の確保、公正な評価と報酬、働きやすい環境の整備といった施策を総合的に実施することで、社員の愛着や組織への信頼感を高められます。

実際に成功した企業事例からも分かるように、社員が安心して働き、自己実現を目指せる環境を作ることが重要です。自社に合った施策を積極的に取り入れ、社員の帰属意識向上に取り組んでいきましょう。

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