手探りだった施策をデータドリブンに!現場の本音から組織課題を解決
左から:弊社代表 吉村、人事労政部 江波戸様、人事労政部 長﨑様
日鉄テックスエンジ株式会社は、日本製鉄グループの”総合エンジニアリング企業”として、社会の発展に貢献されている企業です。
リテンションマネジメントに取り組む中で、より有効な施策を模索するためHR pentestの導入を推進された、人事労政部の長﨑さん、江波戸さんにお話を伺いました。
本音を引き出せず暗中模索
—— 導入の背景について教えてください。
長﨑さん:今までは自社でリテンションマネジメントには取り組んでいましたが、「恐らくこうじゃないか?」という手探りな状態でした。様々な施策を講じてはみるものの、今ひとつ根拠に欠けていました。
江波戸さん:現場で面談をしても、本社に上がってくるのはキレイな意見ばかりなんですよね。本当に知りたいのは現場の本音で、そこをいかにすくい上げて対策を打つかだと思うんです。
長﨑さん:そこで、ITを駆使してデータを客観的に見ることも必要ではないかと考え、トライアルに踏み切りました。
可視化されたデータから有効な施策を
—— 約1年間HR pentestを導入して変化はありましたか?
長﨑さん:今までは現場から紙ベースで上がってくる報告書が全てだったのですが、HR pentestを導入してみると事実とは違っていたことがわかりました。
情報量も全く違うので、それぞれの要因に対して施策を打てる。そういった意味ではかなりデータが可視化されていると思います。
今まで穴が空いたバケツに水を注ぐような形になってしまっていましたが、穴を一つひとつ塞いでいくステップに進むことが出来ました。
—— HR pentestのサポートについてご意見を聞かせてください。
長﨑さん:バッチリです!親身にサポートして頂けています。
江波戸さん:毎月の定例ミーティングも助かっています。面談の分析結果の中で、特にクリティカルな要因があればアラートを出して頂けるので、施策に繋げやすいですね。
また、必要に応じて専門業者も紹介して頂けるのも助かっています。
他社ツールとの違い
—— そういえば、同時期に他のツールも導入されていましたね。
長﨑さん:そうですね。色々なエンゲージメントツールがあってどれが良いのか迷っていたので、A社・B社で二種類導入していました。
ただ、HR pentestは他のツールとは根本的な発想が違っていたので、別枠で導入しました。
—— HR pentestとの違いはいかがでしたか?
長﨑さん:他のツールでも定量的な数値は可視化できていたのですが物足りなくて。しばらく利用させて頂きましたが、具体的なアクションに繋げるのは難しく感じていました。
ただ、今までやってきたことが間違っていなかったんだと、方向性の確認ができたのは良かったと思います。
長﨑さん:一方で、HR pentestは時間を要しますが、定着率改善に向けたアクションに繋げやすいのが気に入っています。
本格始動に向けて
—— 今後HR pentestに期待することを教えてください。
長﨑さん:今年度はトライアルで次年度いよいよ本番かと思っていますので、色々なアドバイスを頂ければと期待しています。他社様の具体的な事例や我々が気づかない点があれば、言葉がキツいものでもしっかり施策に活かして行きたいと考えています。
あと、本音を引き出すためのコミュニケーションスキルも、HR pentestを利用する中でレベルアップしたいですね。今後ICT化・DX化が進んでいく中で人事担当者に求められることは大きく変わると考えています。
江波戸さん:やはり一番の目標は定着率の改善ですが、総務部担当者の事務手続きも少しでも減らしたいですね。少しずつの積み重ねで退職者が一人でも二人でも減って、総務部担当者が早く自宅に帰る事で、家族と過ごす時間が少しでも増えれば良いと考えています。